マラサダの冷凍方法は？凍った状態の購入や調理まで徹底解説！

ハワイの人気ローカルフードとして知られるマラサダは、揚げたてで食べるものが一般的ですが、冷凍保存も可能です。ただし、おいしさを損なわずに解凍するにはコツが必要です。

そこで今回は、マラサダの冷凍保存について解説します。失敗しない冷凍・解凍方法や、おすすめの冷凍通販、冷凍保存できる期間や賞味期限について見ていきましょう。

マラサダは冷凍できる？

マラサダは冷凍できます。生地はパンに近いため、冷凍することで大幅に味が落ちてしまうということはありません。しかし、下記のポイントには気を付ける必要があります。

マラサダは、理想を言えば、冷凍保存するよりも揚げたてをそのまま食べるほうが良い食べ物です。冷凍するなら、空気に触れないよう密閉した袋や容器に入れましょう。また、長期間の冷凍保存は匂い移りや冷凍焼けを起こすので避けた方が無難です。

マラサダ生地の冷凍保存はできる？

マラサダには、冷凍するタイミングが2つあります。

揚げる前の生地を冷凍する場合

揚げる前にマラサダの生地を冷凍できるのは、形成直後のタイミングです。

まず、マラサダは下記の手順で作られます。

しかし、この生地冷凍はプロがやっても難しい冷凍処理です。

まず、材料を選ぶ際に冷凍耐性のあるイーストを選ぶ必要があります。通常のドライイースト・生イーストは一旦冷凍するとかなりの割合でイースト菌が死滅し種類によっては全滅します。

そのため冷凍に強いイーストを選び、ある程度が死滅しても生き残ったイーストでその後の調理が上手く運ぶように通常より多いイーストを使用する必要があります。

一旦発酵が始まった生地を冷凍すると、解凍時にベチャっとダレてしまいます。これは冷凍時に中の水分で小さな氷に結晶し、解凍時にそれらが解け、それに加え温度差による結露が無駄に水分を呼んでしまうからです。

そのためミキシングが終わり、形成し終わった生地は急いで冷凍する必要があります。冷凍もゆっくりではなく急速に冷凍する必要があります。

一般家庭において、冷凍耐性のあるイーストの確保、急速な冷凍はかなり困難で、生地での冷凍はとても難しい冷凍保存方法となります。冷凍中にもイーストがどんどん不活性化してしまいますので、冷凍保存できる期間は短くなります。

揚げてから冷凍する場合

マラサダは、揚げてから冷凍することが可能です。この場合、揚げたマラサダを完全に冷ましてから冷凍庫に入れましょう。これは一般家庭における冷凍の際の話です。

アツアツのマラサダを冷凍庫に入れることは他に入っている冷凍庫内の食品に悪影響を与えてしまうからです。カラの冷凍庫が偶然確保できた時はアツアツを冷凍庫に入れてください。

しかし、この場合、冷凍庫のオーバーワークなどの危険性がありますのでこれもお勧めできません。

粗熱を取っている間にもマラサダから水分が蒸発し、周りのクラスト（茶色く色づいた表面層）を内部からの湯気で湿らせてしまいシワシワになってしまうので、業務用ではアツアツの状態で強力な急速冷凍機に入れ冷凍をします。

解凍する際は、電子レンジとオーブンを使います。もし自然解凍しただけの場合、ゴワゴワとパサついた印象のマラサダになってしまいます。また、温まっていないとシュガーをまぶしてもシュガー類が付着しません。

まず、電子レンジ500Wで約40〜50秒程度温めてください。ターンテーブルの有無などで解凍時間は違いますので、もし冷たさ固さを感じたら10秒刻みで温めるなどして状態を確認しましょう。

レンジアップ後トースターやオーブンで表面を乾燥させます。その後シュガーをまぶしてお召し上がりください。

表面の熱いマラサダにはシュガーが上手に付きます。

お店によっては「砂糖なしでお願いします」と言えばシュガー無しマラサダを販売してくれる店舗もありますので、砂糖なし状態で冷凍保存が可能です。

砂糖ありのマラサダを冷凍した場合、解凍時にどうしても結露で表面の砂糖が溶けだします。そうなると表面がベタベタのシロップ状になってしまいます。

そんな理由から、冷凍するのであればシュガー無しがお勧めです。

冷凍マラサダの種類

冷凍マラサダは、主に下記の2種類があります。

玉生地

解凍・発酵・揚げの必要な手間のかかる「材料」です。ただし、コスト面では玉生地での購入が一番お得です。手間はかかってもお店と同じクオリティの物が食べたいという方はコチラをお勧めします。

通常は業務用の大きなロット数の販売がほとんどですが、業務用のサンプルセットなどがあるので、それを個人でお買い求めになって試されるのもいいかもしれません。

揚げ調理済み

解凍・発酵・揚げの必要が無い、手間のかからない「半完成品」です。

この商品は今、多くの飲食店で採用されています。採用の理由はいくつかあります。

工場で製造管理された商品なのでほぼ完成した状態で納品されます。通常マラサダは生地の捏ねから形成、発酵、揚げを行い、そこにシュガーをまぶしてやっと提供できます。

外が真っ暗な早朝から作業をスタートして、やっと昼前に提供がスタートできます。

その日の売れ行きを予測し、生地の個数を決めて調理を始めます。いざ販売をスタートしたらすぐに売れ切れてしまったとしても、すぐに次の提供をスタートできません。

売りたいのに発酵済みの生地がないという状態が揚げ済みマラサダがあれば防げます。また、その逆でたくさん発酵させて準備しても、売れ行きの良くなかった時は揚げてしまわなければ過発酵になってしまい生地のロスが出ます。

発酵スタンバイをしておく必要のない「油調済みマラサダ」はその生地のロスがありません。例えば、唐揚げと同じ油でマラサダを揚げてしまうと油を介して匂い移りしてしまいます。

そのため、もしマラサダを店で揚げようとすると専用の鮮度のいい油を張った別のフライヤーが必要です。「油調済みマラサダ」がベーカリーを持つ超有名ホテルからも採用されている理由はそこにあります。

マラサダを買うなら冷凍保存できるものがおすすめ！

冷凍保存できるマラサダのメリットは、下記のとおりです。

冷凍保存できるマラサダは、業務用として販売されているものがおすすめです。多くの飲食店で提供されているものなら、クオリティも高く外れを引いてしまうこともないでしょう。

一度にたくさん食べたい人や、色々な味を試したい人にもおすすめです。

冷凍で届いて解凍も簡単な通販で購入できるマラサダ

マラサダはハワイの名物ですが、冷凍通販によって日本でも本場の味と食感をいつでもどこでも楽しめるようになりました。弊社は2005年からこだわりの素材と製法でマラサダを製造しています。

冷凍保存されたマラサダは、レンジで温めるだけで、外はカリッと中はもちもちのふわふわの出来立て食感が楽しめます。通販なら大量に購入することも容易なため、家族や友人と分けあったり、パーティーなどの人が大勢集まる場面での活用も可能です。

お住まいの地域に関係なくマラサダを楽しむなら、ぜひ弊社の通販をご利用ください。玉生地、油調済み、両方の商品ラインナップがあります。

冷凍保存可！マラサダの人気レシピもチェック

意外にも、マラサダは自宅で簡単に作れるスイーツです。材料は小麦粉や卵、砂糖などであり、イーストもスーパーで手に入ります。生地作りも手ごねか、ホームベーカリーで手軽に作れます。

揚げたてのマラサダは、外がカリッと中はもちもちでおいしいです。冷めてもしっとりとした食感が楽しめます。もちろん冷凍保存も可能です。

また、手作りのマラサダは好きなようにトッピングを楽しめます。定番のシュガーだけでなく、ココナッツや抹茶などのフレーバーを加えたりすると、バリエーションが広がります。

さらに、手作りでもチョコレートやカスタードクリームといったフィリング入りマラサダが作りは可能です。下記のページでは、人気のマラサダレシピを紹介しています。ぜひ参考にしてください。

アツアツにバニラアイスを添えて食べても絶品です。

404 NOT FOUND | MALASADA WAGON

ハワイで人気のドーナツ「マラサダ」を販売しています。

malasadawagon.com

マラサダと冷凍に関するFAQ

最後に、マラサダと冷凍に関して生まれた疑問に回答します。それぞれの内容を確認しておきましょう。

マラサダは冷凍保存できますか？

マラサダは冷凍保存できます。ただし、冷凍すると生地が硬くなったり、まぶされたシュガー類が液化する可能性があるため、冷凍する場合は下記の点に注意してください。

マラサダドーナツの保存方法は？

マラサダの保存方法は、冷凍するか常温で保存するかの2つがあります。長期保存するなら断然、冷凍保存がおすすめです。クリーム入りは冷凍によってクリームが変質するのでお勧めできません。

持ち帰りやすぐに食べれないといった常温での保存なら、湿気がこもらないようにしましょう。マラサダから出る蒸気を逃がしてあげるだけで、時間が経ってもおいしく食べられます。

マラサダの賞味期限は？

マラサダの賞味期限は、商品によって異なります。基本的に揚げたてを食べるマラサダは、賞味期限が明確に定められていません。持ち帰りでもその日中に食べるのが理想です。

一方、長期保存が可能な冷凍マラサダも、数か月を目安に食べきると良いでしょう。万が一、カビや変色などの異常が見られた場合は絶対に食べないでください。

まとめ

マラサダは冷凍保存が可能です。手間や時間を省きたいか、出来立てのマラサダを食べたいかで選ぶと良いでしょう。

マラサダを冷凍するには、いくつかのコツがあります。揚げてから冷凍する場合は必ず冷ましておくこと、きちんと空気を抜いて密閉すると冷凍焼けや霜が付くのを防げます。

また、冷凍通販で販売されているマラサダなら、業務用で飲食店などで提供されているものがおすすめです。冷凍保存を見越して作られており、温め直しても風味や触感が損なわれにくくなっています。